♪まりかの気まぐれ日記♪【2】

まりかの気まぐれ日記の新バージョンです。以前は→http://marika3flower3.hatenablog.com 旅先の風景やグルメ日記を綴ってまいります

サントリー白州蒸留所♪博物館

サントリー白州蒸留所の博物館に

行きました♪

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秋に彩られた白州蒸留所♪

 

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外壁には彫刻が施された鋳物製のプレート


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グリーンにホワイトの白州の文字が

目にとまります♪


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扉の向かいには鮮やかな紅葉と青紅葉♪

しばらくこの景色に見惚れました


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中に入り 目に飛び込んで来たのは

ライトアップされた大きなポットスチル♪


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サントリーウイスキー白札に始まる

日本初期のウイスキー

作り続けてきた蒸留釜です♪

ちなみに サントリーウイスキー白札は

1929年に国内ウイスキー第1号として

発売されました♪

表面の丸い痕跡は釜のカーブを出す

ためにハンマーで叩いてつけられたもの♪


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開閉口の造形美は まるで王冠のよう!


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焚き口の台座は煉瓦造りで

当時の資料から再現したそうです♪


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目の前に広がる化粧樽と木製の椅子♪


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そして大きなモニターには南アルプス山脈

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壁面に並ぶ化粧樽♪


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ポットスチルで蒸留された

ウィスキー樽のディスプレイ♪


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奥はシングルモルトウィスキー白州の

魅力が楽しめる展示コーナー♪


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こちらは工場にある木桶発酵槽や

美しいカッパー色のニューポット

樽のミニチュアが並んでいます♪


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中でも美しい艶と輝きを放つ

ニューポットに目がとまりました♪


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この可愛い化粧樽にチョコレートが

詰まっていたら良いのにな♪

と思いながら進みました(笑)


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深い琥珀色のウィスキー♪


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さりげなく存在感を醸し出す白州ラベル♪

この一本にもブレンダーの熱い想いが

込められています!


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こちらは、樽作りのコーナー♪

樽ムービーがあり、しばらく視聴しました

白州の樽づくり…

「樽はウィスキーのゆりかご…」

そう呼ばれている


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「さまざまな材質、大きさ、生い立ち…」

「使うのは樽材と帯鉄、ただそれだけ…」


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「手で音で感じる樽職人の五感と経験…」

「狂いは許されない…」…と…

映像と共に流れる樽作りへの想い…

 

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樽の種類もさまざま…

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博物館では 白州でのウィスキー作りに

対する信念を感じます!


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木製の樽で貯蔵するウィスキー♪

原酒は 年々熟成を深めると共に

樽の木目を通して呼吸し

量が少しずつ減っていきます

古くよりスコットランドでは

これを「天使の分け前」と呼び

『人間にウィスキーづくりを教えた

天使が、その見返りとして

ウィスキーを味見している』

とも伝えられているそうです♪

 

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そして樽の中に流れる映像には

天使の分け前

分け前のぶん、味わいは深まるとも言われ

 

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ウィスキー原酒が樽の中で眠る

静かで悠久の時間…


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未だ科学的に解明されていない

神秘的な熟成…

樽に舞い降りる天使…

そんなやわらかな数々のフレーズも♪


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早速 ウィスキー白州の展示コーナーへ♪


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木彫りの中から見える

緑豊かな自然を映した美しい wall art ♪


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Japanese whiskey を作った鳥井信治郎

「日本人の繊細な味覚にあった

日本のウィスキーを作りたい」

彼のそんな想いから1923年に

京都の天王山の麓、山崎に日本初の

モルトウィスキー蒸留所を建設しました♪

SUNTORY WHISKEYは

Japanese whiskeyとしての礎を

築いていきます♪

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そして 1973年 二代目社長の佐治敬三

南アルプス甲斐駒ヶ岳の麓、白州に

サントリー第二蒸留所を開設しました♪f:id:marika3flower7:20181209220825j:image

そして 世界でも珍しいこの高地の大自然

の中で 山崎蒸留所とは異なる新たな

ウィスキー原酒づくりが始まりました

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SUNTORYのCMと言えば大原麗子さんの

名台詞「少し愛して なが~く愛して♪」

そして、小林亜星さんの名曲

「夜が来る」でしょうか!

サイラス・モズレーが口ずさむSCAT!

Lon Bon Di-Don♪ Shu Bi Da Den♪

(ロンボンディドーン♪シュビダデン♪)

O-de e e eoh~♪Hiza♪

(オデーエエエオー♪ハイザ♪)

のシブイ名曲が印象的です!


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ま~るいボトルの愛称は「だるま」♪

1994年~1996年では

「課長の背中 見るの好きなんです…

しばらく見てて良いですか?」

『恋は遠い日の花火ではない…♪』

長塚京三さんとOLさんのCMが一世風靡

昭和のキャッチコピーは、

キュン♪とするものが多いですね!(笑)

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こちらは大正11年(1922)に

大阪市内の写真館で撮影された

日本初のヌードポスター!

肌の露出に対し 厳しい風潮の中、

モデルさんは 後に波乱の人生を

送ったそうです

最初は着物姿だったそうですが

当時としては 凄い勇気ですね!

しかも素敵なポスターです!


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試作を重ね 完成された赤玉ポートワイン

葡萄の美しい紫と紅色、そして甘味が

凝縮された日本人のための葡萄酒です

こちらは 明治40年(1907)4月1日に

発売されました

SUNTORYの名前の由来ですが

この赤玉が 太陽(sun)を意味し

創業者の鳥井信治郎氏の姓から

きているそうです♪(SUN鳥井=SUNTORY)

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show windowに並ぶ白州ウィスキー♪


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ウィスキー作りの情熱は 歴史を経て

世界へ羽ばたいて行きます!

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自然の素材を活かしたディスプレイは

森の中にいるかのようです♪

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ラベルにある25と言う数字は

最低でも25年以上熟成させた

原酒のみで作られていることを

表しています♪

ちなみに年数表記の無いものは

長期熟成した原酒に若い原酒を

組み合わせているそうです♪


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こちらは1986年に蒸留し

アメリカのオーク樽で熟成したものです♪

ウィスキーの作りたては ほぼ無色ですが

樽で熟成されることにより

琥珀色は 鮮やかで深い色となっていきます

まるでメープルシロップのようですね!


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こちらは創業者の孫、鳥井信吾氏♪

2002年からの三代目マスターブレンダー♪


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スコットランドアイルランド

アメリカ、カナダ、日本が

世界の5大ウィスキーと呼ばれています♪

並ぶウィスキー、その色、ボトルの形と色、

ラベルデザインのセンスの良さ♪

ライトアップでその魅力を感じるコーナー♪


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日本は山崎、知多、白州♪

アメリカのMaker's Markは有名どころ♪

こだわり抜いて作られた

5大ウィスキーの艶めきよ♪


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2階・3階には歴史を感じるさまざまな

蒸留器具が並びます♪


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見れば見るほど 昔からよく考え作られ

ているものだと感心します♪


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こちらはギリシャの蒸留釜です♪

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形状が現代に近い感じがしますね!

アニメなら ボフッ♪ボフッ♪パッカーン!

と、泡を噴いて壊れそうです(笑)


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中世のブランデー作りです!

ワインを蒸留しアルコール濃度を

高めた液体は「生命の水」と呼ばれるほど

貴重な存在だったようです!

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中世のビール作りの模型です!

ビール作りは昔から これまで同様に

作られていたそうです♪

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連続蒸留機・精留塔のカラムです♪

大阪プラントで使われれいた

高さ16メートルの精留塔の一部で

カラムが重なり塔のようになっています

連続蒸留機を使うことにより

性格の大人しいグレインウイスキー

効率よく作れるようになりました♪


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左は ひしゃくです♪

ワインを掬うのに用いたようです!


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スペインのカステル・ブランチ社の

ドルニケーテです♪

100年以上前から使われた

スパークリングワイン作りの機械で

瓶内の圧力を維持するものです♪

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江戸時代の蒸留器「らんびき」です!

酒以外にも使用されたようです♪


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何だかエイリアンっぽいですが(笑)

こちらも昔使われていた蒸留器具です♪


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こちらはアイリッシュウイスキー

展示されています♪
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こちらは樽作りに用いられた道具です♪


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このコイル状の蒸留ポットを作るのにも

苦労しそうですね!

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こちらは かなり大きな樽で

アンティークな印象が強かったです♪

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ブラックカラーの樽が並びます!

近づいてみると…


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アイルランドのタラモアウイスキーです♪

そう言えば、ここのところ

アイリッシュウイスキー

人気のようですね!

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こちらには黄金色が印象的な

ウイスキー創世記のジオラマがありましたf:id:marika3flower7:20181210114128j:image

スコットランドウイスキー作りに

適した水と空気に恵まれ

ハイランドと呼ばれる緩やかな丘が

あり、そこにはヒースが茂る荒地と

豊かな牧草地がありました♪

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17世紀~19世紀にかけ

スコットランドでは、ウイスキー

重税が課せられ、農民たちは

ハイランドの山奥に逃げ込んで

ウイスキーを作りました♪

更にスコットランドイングランド

併合され、内乱が起き

この密造は1820年代まで続きました


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1823年に成立した酒税法改正で

政府公認の蒸留所が増え

密造時代が終わります♪


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こちらはT型フォードトラック1922年式!

酒樽運搬専門トラックで

禁酒法時代にビールやワインの酒樽を

陸続きのカナダから運びました♪

現在も時速30kmで走行可能!


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アンティークのクリスタルデキャンタと

ポスターが並ぶ魅惑的な show window♪


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花柄のカットガラスも美しく♪

さまざまなデザインに心を奪われました!


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1870年創業のブラウン・フォーマン社の

オールドフォレスター

瓶詰めバーボン1号です!

樽詰めのバーボンウイスキー

安価な酒が混入されることも多く

それを防ぐために1873年

瓶詰めのバーボンを販売しました♪

禁酒法が施行された中でも

薬用ウイスキーだけは製造 販売が認められ

医師の処方箋を持った人だけが

薬局で購入できました♪


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モノトーンに赤玉ポートワインのポスター

歴史あるポスターですが、新鮮ですね!

手前の小箱は特売景品の

木製火鉢煙草盆です♪

フィルム映画に出てきそうですね!


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こちらは大衆酒場が広がる様子を

表現しています

左はエールハウス(居酒屋)です♪

今で言うパブの前身です♪

イギリスでエールハウスが広がり

主婦が自家醸造し経営していました♪

右はイン(ホテル)とタバーン(居酒屋)を

表現しています♪

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Shall we dance?

と誘われているような~(笑)

いえ…Let's drink!でしょうか(笑)

♪美味しいんだから、飲んで行って♪

と言われているようです(笑)

ふくよかなフォルムで優しそうな女性♪

居心地良さそうなお店ですね♪(笑)

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カフェ・プランタンです

明治44年(1911)、画家の松山省三

銀座に開いた日本で初めての

カフェだそうです

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命名は劇作家の小山内薫、客は荷風

白秋、杢太郎、光太郎等で、カクテルや

五色の酒を飲み、新しい芸術について

語り合ったようです!


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パリのカフェ♪

モンマルトルのカフェ・シャノワール

カバレ・ラパン・アジル、

ムーラン・ルージュ、またモンパルナスの

カフェ・ロトンド、ドーム等には

時代の先端をいく芸術家が集まり、

酒を飲み、恋をし、芸術を語り合いました

(カバレとは、showを行うキャバレーの

ことです)


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トリスバー♪

安心して飲める店として学生や

サラリーマンに愛されました♪


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こちらは17世紀のイギリス官僚

サミュエル・ピープス氏です!

彼は酒を飲み、恋をし、自身のことを

日記に綴り、その内容が面白いことで

知られているようです♪

王政復古後、海軍再建に尽力したことで

イギリス海軍の父」と呼ばれています♪


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ビクトリア時代のパブのshow roomです♪

英国が繁栄したビクトリア女王の時代に

パブは人々の交流の場として栄えました

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当時は、ついたてで仕切られた

カウンターに特定の人々が集まり

壁際に立ったまま酒を楽しみました♪

 

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花鳥風月を基調にした華やかなインテリア

ビクトリアンパブ様式として

パブ内装の中心を占めています♪

 

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ガラス製のスコッチウイスキーサーバー♪

今ならスライスレモンをいれて

ウォーターサーバーとして使えそうです

それにしても素敵なデザインですね♪

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ダマスク柄の壁面にはおしゃれなアート♪


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こちらはゴードン・ブレア蒸留所のポスター

 

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アンティークカウンターテーブルは

美しい艶と光沢があり、

鏡面のように

インテリアを映します♪


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そして、こちらの展望室に行ってみました


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飛び込んできたのは素敵な眺望!

八ヶ岳連邦です!


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こちらは雨乞岳や大岩山が見えます♪

手前の紅葉も綺麗でした


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これからは雪で覆われ

白銀の世界になるのでしょうね♪


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展望室から見る八ヶ岳連邦は

海好きな私にとって心に残る

新鮮な思い出となりました♪

 

 

つづく~♪