サントリー白州蒸留所♪博物館
サントリー白州蒸留所の博物館に
行きました♪
秋に彩られた白州蒸留所♪
外壁には彫刻が施された鋳物製のプレート
グリーンにホワイトの白州の文字が
目にとまります♪
扉の向かいには鮮やかな紅葉と青紅葉♪
しばらくこの景色に見惚れました
中に入り 目に飛び込んで来たのは
ライトアップされた大きなポットスチル♪
日本初期のウイスキーを
作り続けてきた蒸留釜です♪
1929年に国内ウイスキー第1号として
発売されました♪
表面の丸い痕跡は釜のカーブを出す
ためにハンマーで叩いてつけられたもの♪
開閉口の造形美は まるで王冠のよう!
焚き口の台座は煉瓦造りで
当時の資料から再現したそうです♪
目の前に広がる化粧樽と木製の椅子♪
そして大きなモニターには南アルプス山脈
壁面に並ぶ化粧樽♪
ポットスチルで蒸留された
ウィスキー樽のディスプレイ♪
奥はシングルモルトウィスキー白州の
魅力が楽しめる展示コーナー♪
こちらは工場にある木桶発酵槽や
美しいカッパー色のニューポット
樽のミニチュアが並んでいます♪
中でも美しい艶と輝きを放つ
ニューポットに目がとまりました♪
この可愛い化粧樽にチョコレートが
詰まっていたら良いのにな♪
と思いながら進みました(笑)
深い琥珀色のウィスキー♪
さりげなく存在感を醸し出す白州ラベル♪
この一本にもブレンダーの熱い想いが
込められています!
こちらは、樽作りのコーナー♪
樽ムービーがあり、しばらく視聴しました
白州の樽づくり…
「樽はウィスキーのゆりかご…」
そう呼ばれている
「さまざまな材質、大きさ、生い立ち…」
「使うのは樽材と帯鉄、ただそれだけ…」
「手で音で感じる樽職人の五感と経験…」
「狂いは許されない…」…と…
映像と共に流れる樽作りへの想い…
樽の種類もさまざま…
博物館では 白州でのウィスキー作りに
対する信念を感じます!
木製の樽で貯蔵するウィスキー♪
原酒は 年々熟成を深めると共に
樽の木目を通して呼吸し
量が少しずつ減っていきます
古くよりスコットランドでは
これを「天使の分け前」と呼び
『人間にウィスキーづくりを教えた
天使が、その見返りとして
ウィスキーを味見している』
とも伝えられているそうです♪
そして樽の中に流れる映像には
分け前のぶん、味わいは深まるとも言われ
ウィスキー原酒が樽の中で眠る
静かで悠久の時間…
未だ科学的に解明されていない
神秘的な熟成…
樽に舞い降りる天使…
そんなやわらかな数々のフレーズも♪
早速 ウィスキー白州の展示コーナーへ♪
木彫りの中から見える
緑豊かな自然を映した美しい wall art ♪
Japanese whiskey を作った鳥井信治郎氏
「日本人の繊細な味覚にあった
日本のウィスキーを作りたい」
彼のそんな想いから1923年に
京都の天王山の麓、山崎に日本初の
モルトウィスキー蒸留所を建設しました♪
SUNTORY WHISKEYは
Japanese whiskeyとしての礎を
築いていきます♪
そして 1973年 二代目社長の佐治敬三が
サントリー第二蒸留所を開設しました♪
そして 世界でも珍しいこの高地の大自然
の中で 山崎蒸留所とは異なる新たな
ウィスキー原酒づくりが始まりました
SUNTORYのCMと言えば大原麗子さんの
名台詞「少し愛して なが~く愛して♪」
そして、小林亜星さんの名曲
「夜が来る」でしょうか!
サイラス・モズレーが口ずさむSCAT!
Lon Bon Di-Don♪ Shu Bi Da Den♪
(ロンボンディドーン♪シュビダデン♪)
O-de e e eoh~♪Hiza♪
(オデーエエエオー♪ハイザ♪)
のシブイ名曲が印象的です!
ま~るいボトルの愛称は「だるま」♪
1994年~1996年では
「課長の背中 見るの好きなんです…
しばらく見てて良いですか?」
『恋は遠い日の花火ではない…♪』
昭和のキャッチコピーは、
キュン♪とするものが多いですね!(笑)
こちらは大正11年(1922)に
大阪市内の写真館で撮影された
日本初のヌードポスター!
肌の露出に対し 厳しい風潮の中、
モデルさんは 後に波乱の人生を
送ったそうです
最初は着物姿だったそうですが
当時としては 凄い勇気ですね!
しかも素敵なポスターです!
試作を重ね 完成された赤玉ポートワイン!
葡萄の美しい紫と紅色、そして甘味が
凝縮された日本人のための葡萄酒です
こちらは 明治40年(1907)4月1日に
発売されました
SUNTORYの名前の由来ですが
この赤玉が 太陽(sun)を意味し
創業者の鳥井信治郎氏の姓から
きているそうです♪(SUN鳥井=SUNTORY)
show windowに並ぶ白州ウィスキー♪
ウィスキー作りの情熱は 歴史を経て
世界へ羽ばたいて行きます!
自然の素材を活かしたディスプレイは
森の中にいるかのようです♪
ラベルにある25と言う数字は
最低でも25年以上熟成させた
原酒のみで作られていることを
表しています♪
ちなみに年数表記の無いものは
長期熟成した原酒に若い原酒を
組み合わせているそうです♪
こちらは1986年に蒸留し
アメリカのオーク樽で熟成したものです♪
ウィスキーの作りたては ほぼ無色ですが
樽で熟成されることにより
琥珀色は 鮮やかで深い色となっていきます
まるでメープルシロップのようですね!
こちらは創業者の孫、鳥井信吾氏♪
2002年からの三代目マスターブレンダー♪
アメリカ、カナダ、日本が
世界の5大ウィスキーと呼ばれています♪
並ぶウィスキー、その色、ボトルの形と色、
ラベルデザインのセンスの良さ♪
ライトアップでその魅力を感じるコーナー♪
日本は山崎、知多、白州♪
アメリカのMaker's Markは有名どころ♪
こだわり抜いて作られた
5大ウィスキーの艶めきよ♪
2階・3階には歴史を感じるさまざまな
蒸留器具が並びます♪
見れば見るほど 昔からよく考え作られ
ているものだと感心します♪
こちらはギリシャの蒸留釜です♪
形状が現代に近い感じがしますね!
アニメなら ボフッ♪ボフッ♪パッカーン!
と、泡を噴いて壊れそうです(笑)
中世のブランデー作りです!
ワインを蒸留しアルコール濃度を
高めた液体は「生命の水」と呼ばれるほど
貴重な存在だったようです!
中世のビール作りの模型です!
ビール作りは昔から これまで同様に
作られていたそうです♪
連続蒸留機・精留塔のカラムです♪
大阪プラントで使われれいた
高さ16メートルの精留塔の一部で
カラムが重なり塔のようになっています
連続蒸留機を使うことにより
性格の大人しいグレインウイスキーを
効率よく作れるようになりました♪
左は ひしゃくです♪
ワインを掬うのに用いたようです!
スペインのカステル・ブランチ社の
ドルニケーテです♪
100年以上前から使われた
スパークリングワイン作りの機械で
瓶内の圧力を維持するものです♪
江戸時代の蒸留器「らんびき」です!
酒以外にも使用されたようです♪
何だかエイリアンっぽいですが(笑)
こちらも昔使われていた蒸留器具です♪
展示されています♪
こちらは樽作りに用いられた道具です♪
このコイル状の蒸留ポットを作るのにも
苦労しそうですね!
こちらは かなり大きな樽で
アンティークな印象が強かったです♪
ブラックカラーの樽が並びます!
近づいてみると…
そう言えば、ここのところ
人気のようですね!
こちらには黄金色が印象的な
適した水と空気に恵まれ
ハイランドと呼ばれる緩やかな丘が
あり、そこにはヒースが茂る荒地と
豊かな牧草地がありました♪
17世紀~19世紀にかけ
重税が課せられ、農民たちは
ハイランドの山奥に逃げ込んで
ウイスキーを作りました♪
併合され、内乱が起き
この密造は1820年代まで続きました
1823年に成立した酒税法改正で
政府公認の蒸留所が増え
密造時代が終わります♪
こちらはT型フォードトラック1922年式!
酒樽運搬専門トラックで
禁酒法時代にビールやワインの酒樽を
陸続きのカナダから運びました♪
現在も時速30kmで走行可能!
アンティークのクリスタルデキャンタと
ポスターが並ぶ魅惑的な show window♪
花柄のカットガラスも美しく♪
さまざまなデザインに心を奪われました!
1870年創業のブラウン・フォーマン社の
オールドフォレスター!
瓶詰めバーボン1号です!
樽詰めのバーボンウイスキーは
安価な酒が混入されることも多く
それを防ぐために1873年に
瓶詰めのバーボンを販売しました♪
禁酒法が施行された中でも
薬用ウイスキーだけは製造 販売が認められ
医師の処方箋を持った人だけが
薬局で購入できました♪
モノトーンに赤玉ポートワインのポスター
歴史あるポスターですが、新鮮ですね!
手前の小箱は特売景品の
木製火鉢煙草盆です♪
フィルム映画に出てきそうですね!
こちらは大衆酒場が広がる様子を
表現しています
左はエールハウス(居酒屋)です♪
今で言うパブの前身です♪
イギリスでエールハウスが広がり
主婦が自家醸造し経営していました♪
右はイン(ホテル)とタバーン(居酒屋)を
表現しています♪
と誘われているような~(笑)
いえ…Let's drink!でしょうか(笑)
♪美味しいんだから、飲んで行って♪
と言われているようです(笑)
ふくよかなフォルムで優しそうな女性♪
居心地良さそうなお店ですね♪(笑)
カフェ・プランタンです
銀座に開いた日本で初めての
カフェだそうです
白秋、杢太郎、光太郎等で、カクテルや
五色の酒を飲み、新しい芸術について
語り合ったようです!
パリのカフェ♪
モンマルトルのカフェ・シャノワール、
カバレ・ラパン・アジル、
ムーラン・ルージュ、またモンパルナスの
カフェ・ロトンド、ドーム等には
時代の先端をいく芸術家が集まり、
酒を飲み、恋をし、芸術を語り合いました
(カバレとは、showを行うキャバレーの
ことです)
トリスバー♪
安心して飲める店として学生や
サラリーマンに愛されました♪
こちらは17世紀のイギリス官僚
サミュエル・ピープス氏です!
彼は酒を飲み、恋をし、自身のことを
日記に綴り、その内容が面白いことで
知られているようです♪
王政復古後、海軍再建に尽力したことで
「イギリス海軍の父」と呼ばれています♪
ビクトリア時代のパブのshow roomです♪
英国が繁栄したビクトリア女王の時代に
パブは人々の交流の場として栄えました
当時は、ついたてで仕切られた
カウンターに特定の人々が集まり
壁際に立ったまま酒を楽しみました♪
花鳥風月を基調にした華やかなインテリア
ビクトリアンパブ様式として
パブ内装の中心を占めています♪
ガラス製のスコッチウイスキーサーバー♪
今ならスライスレモンをいれて
ウォーターサーバーとして使えそうです
それにしても素敵なデザインですね♪
ダマスク柄の壁面にはおしゃれなアート♪
こちらはゴードン・ブレア蒸留所のポスター
アンティークカウンターテーブルは
美しい艶と光沢があり、
鏡面のように
インテリアを映します♪
そして、こちらの展望室に行ってみました
飛び込んできたのは素敵な眺望!
八ヶ岳連邦です!
こちらは雨乞岳や大岩山が見えます♪
手前の紅葉も綺麗でした
これからは雪で覆われ
白銀の世界になるのでしょうね♪
展望室から見る八ヶ岳連邦は
海好きな私にとって心に残る
新鮮な思い出となりました♪
つづく~♪