金沢旅行⑥美しい神門の尾山神社
香林坊近くにある五色に彩られた
美しいギヤマンが印象的な
尾山神社に行きました♪
バス停から徒歩3分と言う好立地にあり
立ち寄り易かったです
爽やかな青空の下
生き生きとした緑に囲まれた
尾山神社の神門を見上げました
鳥居の周りには桜でしょうか?
春は優しい色彩で出迎えてくれそうです
鳥居は、一般的な石造りの神社よりも
わりと細い感じです
地味な感じもしますが
和・漢・洋、三様式折衷の三層を成した
神門とバランスが良い雰囲気です
明治初期に建てられた神門は
国の重要文化財にも指定されています
三層アーチの楼門が見えてきました
天高くそびえる棒は現存する日本最古の
避雷針だそうです!
アーチ部分は煉瓦造りになっており
厚みのある扉には
老朽化も窺えましたが見事な木彫りの
加賀藩の梅鉢紋がありました
アーチの中から見たところです
神門をくぐると拝殿が見えてきました
両脇には凛々しい狛犬が鎮座しています
一般的な神社の狛犬よりもスリムです!
何だか足が速そうです!(笑)
お松の方を主祭神として祀っています
武将の御祭神であることから
文武両道や必勝に関する事にご利益が
あるとされています
だるまが描かれているのも印象的で
受験生の祈願者が多いのも納得できます
学業の神様!と言う感じでしょうか♪
こちらは2015年に出来た授与所です
私達が行った時は既に閉まって
いましたが金沢の四季の風景が
ディスプレイされているそうです
京都の観光地のような雰囲気もあります
最近は神社仏閣の人気も高いので
建築・インテリアの世界も
より注目されるでしょうね♪
こちらは何やらバナナのような?
不思議なものがありました(笑)
しかもゴールドカラー❗(笑)
なんだろう?と思い一周してみました
どうやら前田利家公愛用の
鎧兜のようです
利家は末森城の戦いで全身金箔押しの
甲冑を着用したそうです
しかし、全身金箔押しの甲冑って…
「C-3PO」のようですね!
どう考えても目立ちますよね…(^-^;♪(笑)
こちらはその甲冑の兜のみを像として
複製したものだそうです♪
金鯰尾兜(きんなまずおかぶと)と言い
兜は鯰(なまず)の尾を
モチーフにしているのだそうです
戦国時代では
強い力があるとされていたので
その強さにあやかり、
鎧兜にしたのではないかと
言われているそうです
戦国武将は不思議なものを
身につけるのが上手ですね♪
私ならクリスマスケーキと苺の可愛い
兜にしたいです(笑)
こちらは前田利家の像です
尾山神社につきましては下記サイトを
ご参照ください
http://www.oyama-jinja.or.jp/about/map.html
この日は日射しが強く
ジリジリと肌が痛くなるほどで
木陰を探しながら撮影しました
光輝な五彩色のギヤマン❗
眩しいほどの太陽光が神門を照らします
この神門は金石近海を通る船の
灯台の役目もしていたようです
よく見ると屋根は銅板色のようでした
現存する日本最古の避雷針です!
神門の高さは避雷針含め約25メートルで
建立時に当時のオランダ人医師の
助言により避雷針も設置されたようです
教会にステンドグラスは一般的ですが
古い日本建築では珍しいですね♪
拝殿の階段から撮ってみました
よく見ると煉瓦造りのアーチ上には
銅板色が使われています
少しずつ視線を下ろしてみました
*人物にはモザイクをかけています
強い陽射しが緑をも照らします
皆さん、光輝なギヤマンに うっとり♪
拝殿上部には奉納提灯が並びます
太陽光を避けて撮ってみました
加賀藩の梅鉢紋も2つ見えました
金色の部分使いが可愛いですね♪
こちらは神苑の池です
昔は兼六園から木製や石の導水管を使い
アンキョ(地下水路)で水を引き
サイフォンの原理を用いて
響遠瀑(キョウオンバク)と言う滝を作り
この神苑を築いていたようです
こちらは蓮にカエルが乗ったオブジェ
「夏の夕刻」と線路の枕木を使った
ベンチ「山笑う」がありました
レンズを変えて
もっと大きく撮れば良かった…反省(笑)
単焦点レンズのみで撮っているので
レンズ交換が面倒になることも…(笑)
夏を迎え、カエル達が出番がきた!と
顔を出している様子だそうです♪
こちらは才女だったと言われる
利家公の正室「お松の方」の像です
大きな石のわりには控え目な印象です
拝殿を池のそばから撮ってみました
拝殿の正面です
関東ですと大ぶりな鈴や五色の幕
紫色の幕を使った神社も多いですが
神門のギヤマンを活かし
拝殿はシンプルなままと言うのも
周りの環境に溶け込んで素敵でした♪
尾山神社が描かれた絵馬♪
お土産に買って帰りたかったです
境内にはピンクのお花も咲いていました
今にも弾けそうな蕾もありました♪
こちらは神苑に用いられた導水管です
当初は木製の導水管だったようですが
天保15年(1844)に石の導水管に
取りかえられたそうです
繋ぎ目には漏水防止に樹脂を
使用していたようです
これが兼六園まで続いていたのかと
考えると驚きです!
最短距離でも2㎞前後でしょうか…
当時の高度な技術が窺えますね♪
やがて昭和に入り道路整備等で
水路は断たれ、現在の神苑は井戸を掘り
地下水を利用しているそうです
こちらは神門のアーチ部分です
ヨーロッパ建築の教会等では
中央が尖った尖塔アーチをよく目にします
こちらは、なだらかな曲線で
よく橋などで見かけるタイプの造りです
ちょうど梅鉢紋のある辺りがキーストーン
日本で言う要石にあたる部分でしょうか♪
物作りには、どんなものであれ
成し遂げると言う強い意志と時間
確実性が必要ですね!
最後はクレヨン風に
ちょっと遊んでみました♪
駆け足で立ち寄った尾山神社でしたが
厳かな雰囲気と華やかな一面を
兼ね備えた素敵な所でした♪